本日、東越谷7丁目モデルハウスの断熱工事が完了しました。
弊社標準の断熱材は、ノンフロン(水発砲)の現場吹付
硬質ウレタンフォーム(商品名:アクアフォーム)です。
この材料は、コスパに優れ、そこそこの断熱性能と気密
を手軽に確保することが出来る反面、発泡倍率(100倍)
が高くスペースの確保が難しい商品です。
とは言え、通常のグラスウール10K品の1.5倍の断熱効果
はありますので、この地域では十分かもしれません。
しかし、「より快適に!」と言われてしまうと
極度の寒がりな私としては物足りなさを感じるわけです。
そこで以前までは、代替フロンの30倍でぐるっと囲む
ことが多かったのですが、費用が割高になることと
厚吹き(100mm以上)ができないことがネックでした。
そこで、最近の提案がこちら「MIX」です。
わかりづらいかもしれませんが、ピンクの部分が壁で
アクアフォームNEO、白い部分が小屋裏で
通常のアクアフォームです。
木造の場合、壁の厚みは限られますので出来るだけ
性能値のよいものを使用し、比較的ゆとりのある
小屋裏は、たっぷり吹付けて厚みでカバーします。
アクアフォームは熱伝導率0.034w/mk(試験値)
ですが、200mm吹いてますのでNEOの120mm
相当の断熱効果がありながら、コストは抑えられます。
近くで見ると発泡倍率の差がよくわかりますね。
白い部分は「ふわっふわっ」ですが
ピンクの部分はかなり固いです。
こちらは、八幡町のY様邸のスカイバルコニー
の下からの写真です。
見た目はただのNEOにしか見えませんが、
実は中にネオマフォーム40mmを閉じ込めてます。
ネオマと言えば、世界最高レベルの断熱性能
熱伝導率0.020w/mkを誇りますが、
成形品なので気密がとりにくいです。
そこで、ネオマに直接NEOを100mm吹いて
蓋しちゃいます。
NEOの厚吹き出来ない難点と、ネオマの気密が
一気に解消しちゃいます。
正直、楽しくて仕方ありません。
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