本日は、増森のK様邸にてちょっと変わった
リフォーム工事のお話です。
内容としては、壁・床・天井の張替や高断熱化、
電気配線の新設及び移動、扉の交換等々
何も変わったことはないのですが、
そのきっかけがユニーク?ではなく深刻なのです。
そう、ジェリー(正式名:ジェリー・マウス)が
勝手にルームシェアしているそうなんです。
最初にK様からご相談いただいたのは先月のことです。
壁や天井の中から「カリカリ、カリカリ」と妙な音がする?
とのことで、専門業者のマウス一筋15年のベテランさん
と一緒に現調させていただきました。
すると、その方からの弱気(慎重)な発言に驚かされました。
「彼らは(鼠)そんなに甘くないんですよ!」
「まず、指一本の隙間があればどこでも入ってきますし、
ある程度の形状と素材によっては、垂直以上でも登っていきます」
「仮に、現状の侵入口が見つかりそこを塞いだとしても、
場所を変えて侵入が繰り返されることもあります」
「また、仕掛けで駆除できたとしても一度気に入られた環境は
また他の子がやってくるようになることもあります」
「ようは、我々専門業者が対策したとしても一度で解決
出来るとは限らない」とのことでした。
私にコソッと「安易に引き受けない方がいいですよ」とのアドバイスでした。
もちろん、立地や周辺環境、築年数等々を考慮しての意見でしょうから、
無視はできないのですが、困ってるK様を放っておく訳にはいきません。
事情をしっかり説明したうえで、快く任せていただくこととなりました。
まずは、ありとあらゆる隙間を埋めてからトラップを仕掛けました。
一週間後、トラップの回収を行い、かかってないことを確認し
経過を見てもらうこととなりました。
正直、専門業者さんからも「キッチリ塞ぎましたね」との
お言葉をいただいていたので、もう大丈夫だろうと高をくくっておりました。
がっ!しかし、数日後また音がしたとのことで再度調査したところ、
室内からも外からも死角となってる箇所を発見!「剥がすしかない?」
とのことで、今回のリフォーム工事をご用命いただきました。
表向きは、高断熱化とおしゃれな応接間へのリニューアルですが、
その裏には、K様の「どんな苦難があろうとも解決したい!」
という強い決意と、弊社の「なにがなんでも塞ぎたい!」という
気持ちがあっての本日の断熱工事となりました。
ちなみに、こちらの応接間にて仕様の打ち合わせ中にも、
壁の中から「カサカサ」と音がしましたが、お利口そうな2匹の愛猫は
まったく動じませんでした。
トムとジェリーのように追いかけ回したりはしないんですね。
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