2021.09.11
令和2年8月に完成したS様邸を訪問しました。敷延でありながら開放感にあふれた93坪の土地に一歩足を踏みいれると、まるで別世界に来たかのような錯覚にとらわれます。ご夫婦でこしらえてきた広くて大きなお庭には緑があふれ二匹のネコが警戒心を解き放ってゆったりと歩いています。日当たりのよい明るい室内から見る空の青さが印象的です。S様の以前のお住まいではリビングから空が見えなかったそうで、自然との近さがS様邸の魅力です。
JH(会田専務 以下JH): S様邸の完成を振り返ってみると、「いやあ大変だった」というのが最初の感想です。でも大変だった分、経験できたことはとても大きかった。当初のプランをすべて実現させるお客様ばかりではありません。予算や面積などに制約されて10のうち実現できたのは6つとか7つということもあります。それに対してSさんは10のうち12くらいやりましたよね。
ご主人:思ったことはほとんどやり尽くしましたからね。
Q ジャストホームとの出会いのきっかけは何だったのですか?
ご主人: 家を建てようと思い色々調べたり探したりしている中で、たまたまジャストホームさんのモデルハウスを見かけたんです。そこで専務さんと話をしたのが最初だったかと。3年前のことです。
JH: そのモデルハウスはまだ建築中だったので、完成後にまた来てもらったと記憶しています。たくさん質問されたことを覚えています。
ご主人:あの頃、別の工務店である程度話が進んでいたんです 価格の希望も伝えて。
JH:そうでした。ですから、最初はうちの出番は全くなかったんです。ただ一つ気になっていたのはSさんは建物への要望が多かったので、他社でうまくやっていけるかなと危惧していました。
(写真:S様提供)
ご主人:結局、その工務店では、もろもろの事情があって建てられなくなってしまったんです。調整区域内の土地を考えていたのですが、その工務店のルールや銀行のことなどいろいろな問題があって、時間切れになってしまったわけです。もう無理かなと思って、一旦は家は建てない、と決めました。それで自宅のリフォームに話が変わり、見積もりなどしてもらっていました。
(写真:S様提供)
奥様:そんな時に、どこかのタイミングで、専務さんから電話があったんですよね。土地の紹介やこんなことできますよという提案をいただきました。自宅が足枷になっていて、その足枷を外せたら調整区域でも家を建てられる可能性が出てきました。それで一気に土地探しが始まったんです。
JH:あの時の電話がなければ、Sさんはまだ家を買っていなかったかもしれませんね。
奥様:本当です。絶妙なタイミングで電話がかかってきたんです。それも1回ではないんです。運命的に決まっていたのかもしれませんね。
Q:ここの土地はすぐ見つかったのですか?
ご主人:ここは紹介してもらったのですが、自分は旗竿地というのはあまりいいイメージがなくて、どうかなとはじめは思っていたんですが、旗竿部分が幅5メートルあると聞いて、これだったらいいかなとなった。なかなかない土地だったと思います。
Q: 間取りなどの打ち合わせも長時間かけていましたね。
JH: いったん発想がワッと広がって、それをまとめていくんだけど、また広がってしまうという感じでした。 方向性は決まっているんだけど、決めるのは早くはなかったですよね
ご主人:想像したものができなくて中途半端にやめるというのが嫌だった。
Q:最初にいろいろなプランを盛り込むと思いますが、どんなプランがありましたか?
ご主人:例えば「外からの視線が気にならないテラス」「勾配天井」「テラスをまたぐコの字のようなつくり」「キッチンから庭を見るときのガラス越しの雰囲気」「猫の部屋」「グルニエにシアタールーム」それから「庭」・・・専務からは「蓄熱暖房」を紹介してもらいました。
Q:今振り返って失敗したと思うポイントはありますか?
ご主人:うーん 失敗は ないですね
いらないというのはある、ここにコンセントいらなかったなとか。
でも間取りについてはない。
ご主人:蓄熱暖房のおかげで、冬は寒くなかった。以前の住まいは本当に寒かった。トイレにまでストーブを置いてましたから。今は素足で歩いても寒くない。
奥様:本当に。スリッパを真冬でも履かなくなりました。
Q:周りの方の反応はいかがでしたか?
ご主人:コロナの問題があって、まだ身内くらいしか招待していないんです。 すごいな、まるでホテルだ、という反応でした。職場の人などを呼べるようになるといいんですが。
Q:お庭の木はご主人が選ばれたのですか?
奥様:全部主人です。
ご主人:あれがイロハモミジ、それからエメラルドグリーンのコニファー、あれはジューンベリーといって6月に赤い実がなるもの、つい先日まで白い花が満開だった そしてヤマボウシ、 アオダモ・・・
Q:これから注文建築をする人にぜひアドバイスをお願いします。
ご主人:うーん(しばし沈黙ののち) 専務に任せとけば大丈夫! ハハハハ!
Q: 担当した専務の感想は?
JH :打ち合わせの記録は膨大で、図面の数や見積もりの数もすごい量でした。 Sさんはショールームにも何度も足を運んでいましたし、やったことを集約するとすごい熱量でした。食器棚・キャットウォーク・キッチン・・・もうひとつひとつを専門的に語れるくらいですよね。
ご主人:イクタの床材も実際見に行きましたからね。猫を飼ってるので、ペット対応が本当かどうか確かめたかった。
(写真:S様提供)
Q:今後やってみたいことは何ですか?
ご主人: 外の庭を少しずつやることくらいかな。庭にプールを作るとか。妻は入らないというんですが。テラスでバーベキューは夫婦で何度かやりました。コロナが落ち着けば、ネコたちも連れてキャンピングカーで旅に出たいですね。
Q:本日は貴重なお話ありがとうございました。これからどんな風に庭が成長するか楽しみです。