本日営業よりアップします。
天井の壁紙を貼り替える現場に立ち会いました。
新築物件であれば何も気にせず作業ができますが、現に家族が住まわれて生活が営まれている現場ですと、足場や資材の搬入にも気を遣いますし、家具の移動が必要なこともあります。そして何よりお部屋を汚さないように、部屋全体を養生しなければなりません。限られた時間の中でクロス貼りに集中してもらえるように、もろもろサポートさせてもらいました。
この役回りにはひとつ重要な特典がありまして、それは、クロス職人の華麗な技術を間近で見ることができるということです。いつか自分の家の壁紙を塗ったり貼ったりすることがあると思うのですが、その時に役立つようにしっかり観察させてもらいました。
あらかじめ糊をぬった約4メートルのクロスを運んでくるということがまず理解できません。さらに重力にあらがって天井にまっすぐに貼るということが、どうして可能なのか理解できません。糊があちこちくっつかないのでしょうか? どうして隣のクロスと平行に貼れるのでしょうか? 糊の粘着度ってどのくらいのものなんでしょうか? クロスってどのくらい丈夫なんでしょうか? もういろんな疑問が浮かんできます。
たくさんのヒントがもらえました。実際に触ることで疑問は氷解しました。いろいろな質問に詳しく答えてくれた職人のTさんに感謝です。
国産のクロスに比べて輸入クロスの貼りにくさということも教えてもらいました。
なんだが自分で貼れそうな気がしてきました。