本日、営業よりアップします。
新築住宅に和室はめっきり減ってしまいました。ある調査によると、和室も畳コーナーもいずれもない住宅は49.7%にのぼるそうです。畳がなくても生活はできますが、たまにあぐらをかいたり寝そべったりすると、その心地よさに気付きます。結局自分は、和室の様式美のことを何一つわかっていないんです。だから逆に、和室を和室としてきちんと作り込んでみたいなと思うことがあります。
さて11年前に新調したわが家の畳ですが、ずいぶんくたびれてきたので、畳屋さんに来てもらいました。11年ぶりの畳屋さん。
裏返しをお願いしました。8枚の畳は三日後に戻ってきます。
恥ずかしい話ですが、むかし、畳というのは裏面も畳になっていて、それをそのままひっくり返しても使えるものだと思っていました。「裏返し」って言いますからね。
しかし「裏返し」というのは、畳の表面のござの部分(たたみおもて)だけを裏返して再利用することです。5、6年たてば「裏返し」することを勧められます。たたみおもてのうらおもてを使い込んだら、新しいたたみおもてに交換します。これが「表替え」ですね。
畳がなくなり板床が露わになった和室を猫が喜んで走り回っていました。