本日、営業よりアップします。
仕事であれ趣味であれ、「やるべきこと」や「やりたいこと」がたくさん増えてきて飽和状態になってしまうと、二進も三進もいかなくなり、結局なにも成し遂げられないということになりがちです。悪習慣を断ち切ることは不可能ではありません。タスクを整理し実行するための仕事術は、実はけっこう体系化されていて、それに則って実践すれば、成果ゼロということは防げるはずなのです。私が感心したのは、GTD(Getting Things Done)という仕事術です。収集→処理→整理→レビュー→行動 という流れで進んでいくのですが、とりわけ最初の「収集」というのが重要で、1週間でも1ヶ月でもいいのですが、自分がやるべきことを全て、そうすべて挙げきるところから始めていきます。そしてそれをいくつかのフィルターにかけて整理していくわけです。そこにも色々なノウハウがあるのですが、やるべきことを全て書き出して、脳内を空っぽにした時の爽快感はとても良いものです。GTDの考え方に基づいたアプリまで開発されています。言うは易しではありますが、貴重な発想だとは思うのです。
さて、話は変わって、
私は三重県の小学校に通っていたので、社会科見学は四日市の石油化学コンビナートでした。石油を精製するプラントにはまるで血液を運ぶ血管のように様々な太さのパイプが繋がっていて、工場全体が生き物であるかのような錯覚にとらわれました。ひとことで言うと「かっこいい」。素材感まるだしで無骨なん人にだけど、機能美というんでしょうか、とても惹かれるものがあります。
この美的感覚を家づくりに適用すると、インダストリアルデザインになるでしょう。打ちっぱなしのコンクリート、むき出しの配管、工場の機械に使うようなトグルスイッチなどなど・・・ちょっとスチームパンクにも通じる、ヴィンテージ感と未来感の融合と言ったら良いのか。
こちらの建築現場では、キッチンのレンジフードのダクトを剥き出しにしました。最大高さ4Mの天井なので、通常のレンジフードの付け方ができません。梁を利用してそこにレンジフードを固定します。まだ、改良点が残されていますが、LDKのひときわ目立つポイントとなること間違いなし。