本日営業よりアップします。
野心家ジュリアン・ソレルを描いたスタンダールの『赤と黒』という小説があります。赤と黒は何を指しているのかは明らかにされませんが、一般的には赤は軍服(軍人)、黒は法衣(聖職者)を表わすと解釈されています。初めはナポレオンのような軍人を目指し、王政復古の後は聖職者を目指したからというわけです。でも赤と黒にはもう一つ説があって、ルーレットの色だというんですね。一か八かの人生の勝負に出た主人公というわけです。
本屋でタイトルだけ見たら賭博に身を取り崩した男の悲劇を描いた小説かなと思ってしまいます。赤と黒には賭博のイメージが付き纏います。
水原通訳の違法賭博問題は衝撃でした。
ギャンブル依存症の人の気持ちには肉薄できません。価格を競っている時のヤフオクの最後の20分間の高揚とは比較にならないんでしょうね。
カジノで106億8000万円を「熔」かした大王製紙元会長の井川意高氏もいまやネットで大人気です。水原氏にも再起の道はあると思います。
ちなみに余談ですが、電気配線において、直流電源の場合、赤はプラス、黒はマイナスです。