本日営業よりアップします。
吉川美南の建築現場の様子です。
外壁サイディング張りの作業が始まっていました。
これは駐輪場となるところです。雨に濡れないスペースですので大工さんの作業場となっていました。
外壁が張られると、家の表情が現れます。また、紹介したいと思います。
さて、家づくりのヒントをInstagramやYoutubeで探す人は多いでしょう。とても便利な時代になりました。ただ、フォロー数や登録者数を気にしすぎるあまり、極端な意見を述べる人も多いようです。数日前に一級建築士ユーチューバーの方がとある経済・経営情報誌のオンライン版に、絶対に作らない方が良い住宅設備なるものを紹介するコラムを投稿していました。きっと人気のある方なのでしょう。Yahooニュースに転載されてもいました。「子ども部屋」についても触れているようだったので読んでみたのですが、これがなかなか・・・・
不要な設備として挙げられているものは
(1)2階のトイレ
(2)かわいい子供部屋
(3)ゲストルーム
(4)バルコニー
2階のトイレを頻繁に使っている人いないでしょ、コストもかかるし、掃除の手間も2倍になるし、それなら別のところを広くした方がいいんじゃないですかという主張のようです。私は思います。うーん、一理あるけど、それは人によるんじゃないかなあと。少なくともわが家はとても重宝しているぞ。
でさらに読んでみると、1階の洗面脱衣所にトイレを併設するのはどうでしょう。その方が空間が広くひと続きになるから暖房効率も良いですよ。デメリットは臭いだが、「脱臭性能の高い便器」「適切な換気システム」の採用で軽減できます。視線が気になる人は、「カーテンで仕切る」といいですよ。え? カーテン? お客さんびっくりするだろうな。この建築士は60年代のヒーピームーブメントに憧れてるのかな?
二つ目。子どもが可愛いからと言って、壁紙やカーテンを可愛くしたりしても、子どもが大きくなったら使わなくなりますよ。子ども部屋はシンプルに作りましょう。うんうん、なるほど、それは理解できます。
ただ、筆者が次のように言い出すと、ちょっと待ってくれよ、と叫びたくなります。
子どもの部屋は3畳でも十分にその役目を果たせます。ベッドとタンスだけ置いて、勉強はリビングやダイニングでするようにすれば良い。なんなら学習机と一体になったロフトベッドにすれば3畳でも問題なく過ごせます。
ちなみに狭小住宅、タイニーハウスをテーマにしたコラムではありません。
これはなかなかの極論だな、これコメント欄荒れてるだろうな、と思って見てみると、案の定プチ炎上状態でした。「コロナ禍以前に書かれた文章か?」「この建築士はまだ若い、50代60代にになれば分かるだろう」「正気か?」・・・こんなに共感されないコラムを久しぶりに読みました。効率も実用も主義がつくほどにならないように注意したいものです。
人気YouTuberといえども、過信はできないということです。