本日、営業よりアップします。
4日前の日曜日、令和5年度の宅建士試験が行われました。令和2年3年はコロナ対策のため、10月と12月の2回に分けて試験が行われましたが、昨年からは10月試験に戻っています。
合格率は15~17%とかなり厳しいですが、これは宅建士試験は受験資格がいらないため例年20万人前後が受験する人気の試験だからです。(ちなみに令和4年の司法試験の合格率は45.5% 令和5年の医師国家試験合格率は91.6%です) 合格発表が11月21日なので、受験者は1カ月以上もやもやとした期間を過ごさなければなりません。
試験終了直後から、資格予備校を中心に、夕方までには解答速報がだされ、その日のうちに合格予想点が発表されます。
解答速報は、なかなかスリリングで、50問すべての解答を一気に公表するのではなく、確実なところから順繰りに公表されます。さすがに模範解答を間違えては予備校としての沽券に係わります。問題によっては法律のチェックを慎重にせざるを得ないときもあるようです。知る限りではユーキャンの速報の速さは尋常ではありません。試験終了後の帰りの電車の中でネットで答え合わせができるほどです。いったいどんな仕組みなんでしょうか。
そして何よりすごいのは、各社が公表する合格予想点はかなり当たるということです。ちなみに
ユーキャンは36±1点
LECの多くの講師は37±1点
TACは37±1点
フォーサイトは37±1点
総合資格学院は37点
住宅新報は37点 と予想しています。
ということはこんかい38点以上取った人はまず安泰といっていいでしょう。(タレントのアレクサンダーが3回目にして自己採点44点という記事がありました。合格確定ですね。)
一方34点以下の人は迷わず来年に向けて気持ちを切り替えればよいということになります。合格発表まで悶々とするのは、35点36点37点あたりの人ですね。
宅建に合格するのに必要な勉強時間は独学なら600時間などと言われています。働きながらの勉強は大変です。試験日が日曜日なので、急遽売買契約がはいって受けられなかったなどという話をよく聞きます。資格試験はまさにドラマです。