BGMにはこだわってみたい営業より本日アップします。
▶ジャストホームの事務所にはUSENのBGMが流れています。仕様の打ち合わせの時にも、契約の時にも流れているので、お客さまは皆さん聴いているはずです。それでも集中しているときは聞こえなくなるのがBGMです。USENには550ものチャンネルがあるにもかかわらず、事務所では1年中「魅惑のイージーリスニング(D-50)」チャンネルだけが流れているというのがもったいなくも面白い事実です。たまに誰かが、ダイヤルに触ってしまったのか「くつろぎのイージーリスニング(A-10)」チャンネルが流れているときがありますが、身に沁みついた「魅惑のイージーリスニング」感覚が、とっさにそれに気づいてしまいます。きっと私たちの作業効率はこのチャンネルに影響されているのかもしれません。ひとたびチャンネルを変えれば、仕事に影響が出るかもしれません。
▶映画『カサブランカ』のシーンを思い出しています。イングリッド・バーグマン扮するイルザが、ピアニストのサムに「あの曲」を弾くように促すシーン。(”Play it, Sam.”)それに気づいたハンフリー・ボガード扮するリックが、あわててそれをやめさせます。過去の痛みを思い出させる曲を今ここで流さないでくれというシーンなのですが、思うに誰にでも自分だけの「アズ・タイム・ゴーズ・バイ」があるのではないでしょうか。いい曲で大好きなんだけど、これは自分にとっては特別な曲なんだから今ここでは聴きたくないという感じの曲・・・・・・先ほどの「魅惑のイージーリスニング」の中にもそれはあります。何度も何度も見た映画『ディア・ハンター』は、レンタルビデオ店では最下段に並べられている映画ですが、「カヴァティーナ」という切ない曲がテーマソングとなっています。この曲が仕事中にかかると(これが結構な頻度でかかるのです)、映画のことを思い出してあれこれ考えだしてしまいます。私はBGMを結構意識的に聴いているようです。
▶世の中にはBGMを聞くだけで、何デパートの何階かを当てたり、駅名を当てたりする人がいるようです。スーパーのBGMにも巧妙な仕掛けがあるらしく、購買意欲を高める曲がセレクトされているといいます。学生時代レジ打ちのバイトをしていた妻によると、レジの応援が必要な時にはビートルズの「ヘルプ」が流れ、雨が降り出したらカスケーズの「悲しき雨音」を流すのだそうです。スーパーで「ヘルプ」、聞いたことないな。(人手が足りないときにBGMのチャンネルをわざわざ変えることができる人って誰なんだろう?)年末年始の忙しいときにシフトを入れられそうになったら、ビートルズの「エイト・デイズ・ア・ウィーク」で抵抗するとかしないとか。