体育座りが苦手だった営業より本日アップします。
最近、体育座りが実は体に結構な負担を強いる座り方だという認識が広がりつつあるようです。あの苦痛の原因は自分の体が固いからだと思い込んでいましたが、自分を責めなくてもよかったのですね。
さて、本日は受信設備としてのテレビについて書いてみたいと思います。
私が今の家に越してきて1年ほど経ったころ、自治会ではテレビの共同アンテナの存廃問題が突如議題として持ち上がりました。マンションではないので、普通ならばそれぞれの住戸が個別アンテナを設置するところですが、わが地域では一角に電波塔のようなものが立っていまして、それがテレビの共同アンテナであったわけです。ですので特に何もしなくてもテレビのプラグを差し込めばテレビを視聴できる環境になっていたのでした。
しかし、設備の老朽化にともなって設備を一新するかどうかの問題が浮上したのです。このまま使い続けることはできるが、いざ故障した時には交換部品が無くなっている可能性がある、その時はテレビを見ることができなくなる。設備の一新には相当な費用が必要になる。ところが同じ頃、自治会の会計担当による自治会費使い込みが発覚し、設備一新の原資がなくなり、さてどうするか、というわけです。2年近く活発な議論が続きました。結論としては、共同アンテナは撤去し、個別アンテナに移行する、そのための費用として、使い込みを免れた積立費用から各家庭に設置費用を平等に分配する、となりましたが、電波塔跡地を何に利用するのか、その持分の扱いはどうするかなど、色々細かい問題があり、会合は毎回紛糾しました。「テレビが見られなくなったら大変なことですよ」と持論を展開する老自治会員の本気の表情に、特定の世代にとってテレビの存在がいかに大きいか見せつけられた思いがしました。
なぜこんな話を書き始めたかというと、このかんテレビのない生活を長らく続けてきたのですが、ついにテレビを購入したからなのです。その辺の話はまた次回にでも。