今日、2月11日は、国民の祝日「建国記念の日」ですが、
「建国記念日」と間違える人も少なくないかもしれませんが、
“の”が入るので注意したいです。
しかし、「建国記念日」なら文字数が少なく意味も通りそうなのに、
なぜ「記念の日」となって“の”が入るのでしょうか?
理由を知れば、今後は間違える回数が減るかもしれません。
“の”が入っている理由は、調べてみますと「日本が建国した日」として
国民の祝日に決定されたわけではないからです。
国民の祝日に関する法律(平成29年6月16日公布)によりますと、
「建国をしのび、国を愛する心を養う」日であるとされています。
建国した日を祝うとは書かれていません。
つまり、「建国した日」としてではなく、建国そのものを祝う日と解釈できます。
2月11日はもともと、「日本書記」に書かれています、
日本の初代天皇と言われる「神武天皇の即位の日」を表す「紀元節」と呼ばれていました。
しかし戦後、GHQの意向により廃止されたとされます。
その後、1966年に政府が2月11日を「建国そのもの祝う日」として「建国記念の日」に決定。
当時の「第51回国会 衆議院 本会議 第41号
昭和41年4月15日」の国会議事録によると佐藤栄作内閣総理大臣は、
「建国をしのび、国を愛し、国の発展を期するという、
国民ひとしく抱いているその感情を率直に認めて、
そしてこの日を定めようとするものであります」と述べています。
“の”が入るのには、重要な意味が含まれているようです。