わが家には鏡がほとんどないことに気づいた営業より本日アップします。
洗面台とお風呂にしかありません。少ないですよね。
実は時計も少ないんです。
2日前の朝、
「今から鏡を切るんだけど、見たい?」と小1の娘に言ったところ、
「カガミをキル?」と顔をななめにして不思議そうにしていました。
「そう、まっぷたつに。」
「見たい!」
ということで、鏡を切るところを見せてやりました。
用意するものは、もちろん鏡とガラスカッター、そしてガラスプライヤー。
鏡の表面に線を引いて、そこに定規を当てます。
オイルを注入したガラスカッターを定規にあてがい、
鏡の表面を向こう側から手前に向けてなぞります。
するとチーという聞きなれない音をたてて、
鏡の表面に細い一本の浅い傷が入ります。
そこをプライヤーではさんでちょっと力を入れると、
一瞬で鏡がまっぷたつに切断されます。(タイル屋さんがタイルをカットするのも同じ要領です)
何度やってもドキドキするし、スカッとする瞬間です。
はじめてこれを見た娘は最初怖がっていましたが、
すぐに面白がって、真似して鏡を切っていました。
私が初めてガラス切りを見たのは、小4のころじゃなかったかな。
友達のお父さんが建具師だったのです。
夏休みの工作か何かで困っていたら、作業場でいとも簡単に切ってくれました。
プライヤーなんか使わず手でパキっと。
それがあまりにもあざやかなものだから本当に驚いたものです。
何を見ても何をやっても、それが初体験になるのは子どもの特権ですね。
いや大人になったって、しっかり生きてれば初体験の連続です。
かまやつひろしが歌っていました。★
君はある時何を見ても何をやっても
何事にも感激しなくなった自分に
気が付くだろう
そうさ君はムダに年をとりすぎたのさ
できることなら一生
赤ん坊でいたかったと思うだろう
そうさ、すべてのものがめずらしく
何を見ても何をやってもうれしいのさ
そんなふうな赤ん坊を
君はうらやましく思うだろう
「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」より