東越谷K様邸の木工事がようやく最終段階に入りました。
着工直後から最大の難所と予想されていた
基礎断熱に伴うふかし壁と土間仕上の取合いです。
土間仕上の場合、基礎と柱の部分の厚みが異なるので
ライニングカウンターのような納まりが一般的です。
この場合、上と下とで壁に段差ができるので
家具を配置すると背中側に隙間が生まれます。
今回は、これを回避するため壁をふかして段差をなくします。
昨日E大工との打合せでは、このメモと一部違う納まり
を導き出していました。
こちらは着工初期にT親方と打合せした時のメモです。
メモの存在に気がつき、新たな納まり案と比べた結果
「この方が良くない!」ということになりました。
T親方をあらためて見直しました。
当の親方は、腰痛のため他のソフトな現場で療養中です。
答えだけ残して大変な時にはサラッといない。
まさに「段取り八分」の青年実業家のような親方です。