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2024年05月21日

さん・君・ちゃん・氏

本日営業よりアップします。

アマプラで『博士の愛した数式』があがっていたので、朝ご飯をつくりながら見ていました。「北の国から」が大好きな妻に「吉岡くん出てるよ」と教えてあげると、画面をのぞき込みながら「いつまでたっても吉岡くんは吉岡くん」なんてことを言います。妻は吉岡くんより年下なんですが。

いつまでたっても君付けされる人っていますね。けっして悪気はないんですが。中居くんとかね。還暦過ぎてもトシちゃんというのもあります。聖子ちゃんとか。すべて愛情表現のあらわれです。(まずいな、思いつくものがすべて80年代だ・・・)

その中で私が常々気にしているのは、「〇〇氏」と呼ばれる人がいることです。「〇〇氏」と呼ばれるのがもっともふさわしいとしか思えない人物というのは、そんなに頻繁には登場しません。私の場合、これまでででせいぜい三人です。「〇〇氏」と呼ばれる人には共通点があります。①男性であり、②自分より年下であり、③苗字が3文字であることです。「ここはこうした方がいいと思うんだけどイナバ氏はどう思う?」という感じです。この場合、年下であることをさげすんでいるのではなく、その反対に、自分より優秀な能力や個性の持ち主であることを気持ちよく認めているといった方がいいかもしれません。変なたとえですが、誰にでも絡んでちょっかいを出すようなめんどくさいクラスメートが、唯一手を出さない(出せない)生徒のような感じでしょうか。苗字が3文字というのは言いやすいからでしょうね。ついでに言うと3文字目があ行だと最高です。

先日、仕事を終えたあと事務所に立ち寄った職人が、おそらく30歳近く年の離れた相棒のことを「氏」付けで呼んでいるのを聞き、ちょっぴりニヤリとしてしまいました。(あ、彼も3文字目があ行だ!)

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