「子ども部屋」考 その1 越谷市の不動産ジャストホーム

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2023年10月10日

「子ども部屋」考 その1

最近「子ども部屋」のことばかり考えている営業より本日アップします。

間取りを考える時、まずLDKあたりから考えます。

家族一同が時間と空間を共有するスペースだから一番大事なところです。

さて、それ以外の部屋をどうするか。

ここからの進み行きは家族によってさまざまです。

夫婦の寝室が一つ、子ども二人を想定して子ども部屋を二つ・・・これで3LDK

ご主人が呟きます「趣味部屋が欲しかったんだよな」

ではもう一部屋追加しましょう。・・・これで4LDK

奥様が「私の居場所は? 私だって部屋が欲しい」・・・ということで5LDK

ちょっと待って、敷地は30坪しかないのですが・・・・。

何かを犠牲にし、何かを我慢して、家づくりのプランは進んでいきます。

 

主寝室+子ども部屋+αというのが間取りの基本のようになっています。

私はこの「子ども部屋」がとても気になります。

お施主様の多くは、赤ちゃんを抱きながら打ち合わせを進めています。

ある場合にはこれから産まれる未来のわが子のために子ども部屋を用意します。

この子に用意された子ども部屋が使われるのはもしかすると10年先のことかもしれません。

今日のテーマは「子ども部屋」です。

世の中には、子ども部屋不要論というのがあります。

今は勉強も、自分の部屋ではなくリビングでやることが推奨されていますね。

(子どものための間取りを真剣に考察しているのは実は中学受験雑誌だったりします。)

やがて家を出ていく子どもを中心に間取りを考えるのをやめよう、また、子どもに個室を与えると親が管理しきれなくなるではないかという考え方が根っこにあります。(効率第一主義の極論のように思えますが、子ども部屋不要論には実は刮目すべき視点が隠れています。)

 

「子ども部屋 必要」 と検索すると、ありとあらゆるハウスメーカーが子ども部屋のメリットとデメリットを解説しています。まあだいたい次のような感じです。

●子ども部屋のメリット

・子どもの自立心を養える

・子どもが一人の時間を過ごせる

・子どもの荷物をまとめられる(=リビングが片付く)

・夫婦の時間を持てる

●子ども部屋のデメリット

・子どもが何をしているかわからなくなり管理できない

・掃除の場所が増える

・家族の会話が減る

ただ、こうした効率のことだけを考えた子ども部屋のメリットデメリットを読んでも、結局、どうして良いかわからないものです。その原因は、子ども部屋という考え方にもともと限界があるからではないでしょうか。

夫婦が使う主寝室、子どもが使う子ども部屋、みんなで使うリビング・・・これらはヒトを基準に部屋を割り振っています。こうなると、子どもが2人いると、お父さんやお母さんははダイニングやリビングへと追いやられるしかないわけです。それで事足りるのであれば問題ないわけですが、そうでない人も多いのではないでしょうか。

何かうまい手はないでしょうか?

「子ども部屋」って何なんでしょう? どうすればいいのでしょう?

あまり考えがまとまっていませんが、思うことを何回かに分けて書いてみたいと思います。

今日はここまでです。

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