本日営業よりアップします。
ナショナルからパナソニックへの転換は2008年のことでした。わが家にはまだナショナルの冷蔵庫が頑張ってくれていますが、そろそろ引退となりそうです。この冷蔵庫がわが家に来た時のことはよく覚えています。はこんでくれた町の電気屋さんが手を滑らせて、扉のど真ん中に小さなへこみを作ってしまったのです。あまりにど真ん中なのでちょっと笑ってしまうほどでした。交換にあたっては電気屋さんの負担もあったのだろうと思うとちょっと気の毒でした。東日本大震災の時にはやはりナショナルのフードプロセッサが落下し、分厚いガラス容器が割れてしまいました。これも新たに購入しましたがもちろんパナソニック製に変わっていました。
先日、汐留にあるパナソニックショウルームで開催された「2022新商品内覧会」に参加してきました。照明・スイッチ・換気設備などの電材、お風呂・キッチン・洗面・トイレなどの水廻り関係、そして建具・床材などの住宅建材が紹介されました。実際に実物を目で見ることができ、手で触ることができるので、とても印象的な内覧会でした。
照明の効果をシミュレートできる小部屋があり、キッチンの手元灯やリビングの光の演出など、あかり計画の参考に出来るアイデアがたくさん紹介されました。こうしたショウルームはお施主さんにぜひ参加してもらいたいと思いました。注文建築は、ある意味、選択選択の繰り返しのようなところがありますが、構想するという側面もあります。どんなテイストの家づくりをするか、インテリアのコーディネイトをどうするか、全体的なコンセプトが問われる場面があります。あかり計画は選択よりも構想の部類に入るように思います。そしてなんとも難しい領域です。イメージしづらいし、どんなことができるのかすら良くわかりません。生活するために必要な明かりの他に、なくても良いけどあると面白い照明というのもあります。カップボードの吊り戸と天井のすき間空間を幕板で覆ってしまえばそれまでですが、幕板を設置せずそこに間接照明を忍ばせるだけで、面白い演出ができます。ショウルームで紹介される事例はとても刺激的です。
ところで照明関係を案内してくれた担当のKさんが、スピーカー付きのシーリングライトを説明するときに、手持ちのスマホを操作しBluetoothでお気に入りの曲をかけてくれました。エド・シーランのShape of You でした。最近の洋楽はあまり知りませんが、この若きミュージシャンの発見は今回の内覧会の収穫のひとつでした。