先日、東本郷M様邸にて再利用する材を摘出しました。
現在のご自宅の玄関上がり框と床板です。
M様邸は築40年以上とのことですが、当時新築する際に
その前の母屋の大黒柱をこちらに再利用したそうです。
元の母屋の築年数は定かではありませんが
相当な年代物になります。
朝からの作業には立ち会えませんでしたが
作業早々に大工から連絡があり
「床が厚すぎて傷めずには取れない」
とのことで、こちらの画像も送られてきました。
ざっと40mmはあるとのこと、厚めに削っても十分残り
ますので、そこまで気にせずに剥がすよう指示しました。
悪戦苦闘の末、午前中いっぱい解体作業にかかりました。
ご覧の通り、下地はありません。
単純に框のしゃくりと土台に乗ってるだけです。
無くなった框を補強して、新たに床下地を作ります。
フロアーでくるんで仕上げましたが、結局一日では
終わりませんでした。
こちらが取り除いた材料です。
これから製材所で加工しますが
ダイニングテーブルにも出来るサイズ感です。
ちなみに、床板の幅が450mmありますので
最低でも柱の直径はそれ以上あったわけです。
大きさと重量を考えたら、柱として使おうとは
到底思いつかないですね。
昔の人はスゴイです。