一句ひねってみた営業より本日アップします。
先日、三代目金馬の落語「やかん」を聴いていたら、知ったかぶりのご隠居が、「猫も杓子も」というのは間違いで本来は「女子も弱子も(めこもじゃくしも)」が正しい、と八五郎に諭していました。真偽の程はわかりませんが、ちょっと印象に残りました。
猫も杓子も、と言いたくなるものにSDGsがあります。学校現場では格好の授業テーマですし、地方公共団体も積極的に推進しています。SDGsを掲げない企業はどうしたのと言われかねない勢いで、猫も杓子もSDGsを主張します。ミスコンテストの主催者までがSDGsを謳っているのを見ると、ご隠居の説は正しかったのかなと思ってしまいます。
もちろんSDGsが悪いわけではなく、それぞれの目標は深刻です。
われわれ建設業は、多くの資源を使い多くのゴミを出す産業ですから、その面だけをとっても社会的責任は大きいのだと思います。地域材の割合を多くした家を建てたり、低炭素住宅やZEHの住宅を促進したりすることは、SDGsにわれわれが貢献できる仕方の一つですが、きっと他にもあるに違いありません。
持続可能な開発目標SDGsは2030年までの実現を目指しています。気づいてみたらあと8年しかありません。それどころではない世界情勢が一方にあり、悲観的になります。8年後の世界はどうしましょうか。