食べ放題に行っても後悔することが多い営業より本日アップします。
先日、はからずもスマホ断ちせざるを得なかった体験を書きましたが、理想とは程遠く、数日前に、Apple Musicの3ヶ月無料お試しのボタンを押してしまいました。月々980円という料金が高いか安いかということではなく、あえて近づかないようにしていた領域でした。理由は単純です。音楽が大好きだからです。9000万曲というボリュームがあるということは、まあたいていの曲は入っているわけです。(案外そうでもないことにはすぐ気づきましたが)いつの間にか居所のわからなくなったアルバムも救出することができますし、お気に入りのバンドの楽曲を深掘りすることもできます。しかもApple Musicは私の嗜好をちゃんと把握して、絶妙なキュレーションを提供してくれます。思わぬ発見が相次ぎます。うまくできていますね。唸りました。
音楽評論家と言われる人たちがいて、膨大な数の楽曲を聴いているわけですが、昔これが不思議でなりませんでした。どうやってレコードを手に入れているんだろうと。音楽評論家というのは余程の金持ちなんだろうと思っていました。お金持ちだから評論家になれるんじゃないかとすら考えました。もちろんそういう面もあったと思いますが、今、私たちが月額980円で無尽蔵の音楽倉庫を手に入れたとしても、音楽評論家にはなれないんですよね。ありすぎるってことはないに等しいのです。悩みに悩んで1枚のレコードを選び、それを文字通り擦り切れるまで聴いたあの感覚は大切だったんだなと今思います。
3ヶ月後、無料体験が終わる時、更新ボタンを押すだろうか?
中島みゆきの曲が配信されるようになった時、考えたいと思います。