街を歩きながら、他人の家の植栽を自ずと眺めてしまう営業より本日アップします。
荒れ放題の残念な家もありますが、センスの良さと行き届いた手入れに感心させられる家もあります。そんな中、あれ、この家、新しい木を植えたのかなとハッとさせられることがありました。なんのことはありません。オタフクナンテンの木が冬になって葉を赤く染めただけのことでした。霜が降りると紅葉するのです。なかなかムードのある低木で、玄関周りに植えておくと冬のちょっと寂しい雰囲気に鮮やかな彩りを添えてくれます。もうどこでも見られるポピュラーな庭木です。冬の紅葉がとても目をひくので、その時初めて存在に気づく、そんな植物です。
オタフクナンテンは低木なので、オリーブやコニファーで高さを出し、コルディリネ・オーストラリスでボリュームと変化を演出し、さらに秋に黄色い花を咲かせる細葉のマホニアコンフューサを配置すれば、たちまちスターバックスのようなスタイリッシュな植栽の出来上がりです。
庭は手入れが大変という意見が多いですが、1メートル四方でもいいので植栽スペースがあると心が和みます。季節によって葉の色が変わる植物や花を咲かせる植物があると楽しいと思います。私のお勧めは実のなる木です。人気のジューンベリーもいいですし、クラブアップルにも魅かれます。ナンテンを忍ばせるのはどうでしょう。
新築の際にはぜひ植栽スペースを!