公園を走りながら、こう考えた。
去年の今ごろ自分は一年の目標を漢字一字で「深」とあらわした。(★)仕事でも趣味の世界でも何事も深めるという決意だったが、その実、どの程度のものだったかな。こうやって走ることだって、走ろう走ろうと思いながら、昨年はほとんど中途半端だった。今年こそはと思って、こうして走っている。今月の累計20kmを超えて、少し調子が出てきた感じだ。ある程度の結果や効果を引き出すためには積み重ねていくしかない。当たり前のことだけれど、これが容易ではない。さまざまな誘惑や怠け心が邪魔をする。例えばだ。今走っているのは、休日の昼間だ。冬とはいっても、風のない穏やかな日中であれば、さほど苦ではない。気持ち良いくらいだ。しかしこれを厳冬期の早朝にできるだろうか。できる男は朝4時に起きて1日を準備するそうだが、果たして・・・。うん、今年の目標は「積」としよう。コツコツと積み重ねていこう。蓄積・累積・堆積・積み立て・・・年輪のように積み上げていこう。
年輪といえば、この公園にはメタセコイアの巨木が林立している。それ自身で立つことができる樹木は魅力的だ。しかしこんな話を聞いたことがある。樹木はそれぞれが孤独に立っているのではない。地中では、根と根を絡ませ倒れないように支えあい、時に癒合し養分を送り届けたりしていると。なるほど、新年の抱負を漢字一字で表す時に「樹」とする人が少なからずいるのはそんなところに注目したのだな。それも面白いが、同じような発想で「柱」というのはどうだろう。電柱のようにそれ自身で存在する孤独な在り方もあるが、むしろ建物において梁や桁、垂木や根太、筋交と組み合わさって家を支える柱こそ、頼りがいのある存在ではないか。今年の目標は「柱」でもいいな。
というわけで、恒例の今年の目標を漢字一字で表すと? は「積」と「柱」と相成りました。
本日は営業からのアップでした。