「待ち人来たらず」をgoogle翻訳にかけると Waiter didn’t come と出てきたのですが、これは違うんじゃないかと思っている営業より本日アップします。
東京に4回目の緊急事態宣言・・・降り続く雨による被害の数々・・・終わりの見えないウッドショック・・・重苦しいニュースが続きます。大谷選手と藤井二冠の活躍だけでは、立ち込めた暗雲を吹き飛ばすには弱すぎるようです。
雨が続くと外構屋さんも仕事になりません。東越谷6丁目の現場です。
一方でB号棟では断熱材アクアフォームの吹付工事が行われていました。
建築中の建物の柱には、重要な情報が書かれていることがあります。数字であったり位置決めの墨付けだったり、いろいろです。大工のメモみたいなものです。断熱材を吹いたり、ボードを貼ったりすれば見えなくなりますが、何十年もたってやがてリフォームや解体を行うときに再び人の目につくこともあるかもしれません。そんなことを考えると面白いものです。奈良時代の五重塔の柱に落書きされた和歌とか、東大寺の南大門のてっぺんに置かれた墨壺まで行くともうロマンですね。自分が建築にかかわったという何か痕跡を残したくなる気持ちはだれにでもあるのではないでしょうか。新宿にまだ高層ビルが6,7本しかなかったころ、「あそこに見えるNSビル、あれは何を隠そうオレが建てたんだ」と管をまく酔客の図が浮かんできます。
ああ、太陽が恋しいです。