本日、営業よりアップします。
カタログが大好きです。家電売り場を歩いているといつの間にか冷蔵庫のカタログを数種にぎっていたりします。カタログっていうのはその企業の世界観そのものですから、特に力のこもったカタログは捨てられずに本棚に鎮座することにもなります。
思い返すとカタログ集めの楽しさに目覚めたのは高校生の頃だったと思います。新聞にのる出版社の広告には「目録無料謹呈」などと書かれていたものです。はがきに自分の住所と氏名を書き、「目録希望」と書くだけで、立派なカタログが郵送されてきました。いわゆる大手出版社のカタログはその量もすさまじく、一番記憶に残っているのは岩波書店です。岩波文庫の目録、岩波新書の目録、岩波児童書の目録、自然科学書の目録、岩波ブックレットの目録、などなどがぎっしり詰まった段ボール箱が届きました。本屋では見かけないけれど世の中にはこんな面白そうな本があるのか、たった数十円で未知の世界を買ったような気分になったものです。片っ端から出版社にはがきを送りカタログ集めにいそしみました。今ならメールで「カタログ希望」と書けばいいので、数十円すらかかりません。ただ、最近は有料のカタログも多いのでうまくいかないことがあります。
釣り道具とか、花の苗だとか、キャンプ用品、文房具、工具、楽器、学校用理科教材、時計、ヨット、家具、服飾、あらゆるジャンルの大手2、3社をそろえておけば、それだけでりっぱな百科事典が出来上がりそうです。
さて、工務店であるジャストホームにも大量のカタログがあります。簡単なリーフレットのようなものから、漬物石がわりにできそうなものまで。そして各種サンプル。
ぱっと見渡す限り一番ページ数が多そうなのは、LIXILのエクステリア総合カタログでしょう。2732ページあります。現在売られている広辞苑が3216ページということを考えると、なかなかのボリュームです。寝転がって眺めるというナンパな姿勢でははじき返されてしまいます。手に持つのが嫌な方はWEBカタログがお勧めです。最近のWEBカタログはサクサク動いてくれます。どうしても所有したければ948.6MBのPDFをダウンロードするという手もあります。便利な世の中です。
カタログの中に、理想の家に近づくヒントが隠されているかもしれません。隅から隅まで目を通していきたいと思います。