本格的に仕事に取り掛かろうとするときに、まず部屋や机上の片付けからはじめる営業より本日はアップします。
先日、入居者の声のインタビューを行いました。引渡しを終えて半年近く経過していました。昨年8月に撮影した時は、ダイニングテーブルとソファーのみが運び込まれていましたが、それ以外にはなにもない空間でした。そこに家電や子供たちの遊具、植物などが配置され、(それからネコも)とても良い感じに家に馴染んでいるようでした。こだわりの数々が、とても良い具合に調和された素敵なお家でした。靴の収納、本の収納・・・そう、収納という観点でも見どころの多いお家なのです。その日は収納のことばかり考えていました。
モノに溢れた現代においては、整理・収納のことを考えずに生きるなんてできません。本屋に行けば「整理整頓」コーナーがあるくらいです。
整理術というものにはとても興味があります。
本当に不思議です。多分自分だけではないと思いますが、パソコンのデスクトップはどうしてこんなに不要なアイコンに埋め尽くされてしまうのでしょうか? 机の上はどうして最小の作業領域を残して物に占領されてしまうのでしょうか? 元あったところに戻すということがなぜできないのでしょうか?
さんざん散らかして、それを片付けなくなったらもうおしまいですが、定期的に、というか限界点に達したところで、一気に片付けるという局面が訪れます。そして徹底的に掃除し、整理し、収納します。私は片付けることが苦手ですが、片付けることは大好きです。こうしたことは性格の問題でもあると思いますが、カテゴライズする能力、悟性の力ではないかと考えるのです。
性格的には、断捨離やミニマリズムは好きではありません。気持ち良いのは良くわかります。断捨離はスカッとしますしね。美術館のようなスッキリした空間も悪くはありません。でもスッキリさせようとして失ったものを今後悔することが多いのです。
ミニマリズムのイメージをピンタレストで集めてみました。
ある、きれい好きで整理整頓もしっかりしているお母さんが、ママ友から「あなたの家はまるで無印良品みたいな家ね」と言われ、喜んでいいのか悪いのか困ったという話があります。まあ、褒め言葉だったんでしょうが、あまりに無機質すぎると個性が弱く感じられるということがあるのかもしれません。(実際にはとても個性的なママなんですが。)
そこで最近ではミニマリズムではなく、その正反対のマキシマリズムが見直されているのだそうです。(あ、これは先日タカラスタンダードのショールームで聞いた話の受け売りです)
マキシマリズムのイメージをピンタレストで集めてみました。
これも悪くはないですね。自分の好きなものに埋もれて過ごす。理想の世界です。掃除大変だろうななどと考えてはいけません。ただ、これを美しく実践するにはやはり何かしらの美的感覚と何かしらの能力が必要だと思えます。