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2020年04月14日

もっとも卑劣な殺人

営業からアップします。

高校生の時、音楽好きの友人とレコードを交換したことがありました。ポーカーで不要のカードを捨てるように、趣味の合わなかったレコードをトレードしたのです。私はマイケル・シェンカー・グループの「神話」を手放し、その代わりボブ・ディランの「追憶のハイウェイ61」を手に入れました。それ以来、ボブ・ディランは特別なミュージシャンです。

本日、本当ならば、東京でボブ・ディランが歌っていたはずでした。新型コロナウィルスの蔓延によって彼のコンサートは中止になりました。

その残念な知らせの直後に彼は唐突に新曲を発表します。次のようなメッセージを添えて。

私のファンと熱心なフォロワーの方々へ、長年のご支援と誠実さに感謝を込めて挨拶致します。この度公開するのは以前録音した歌で皆さんに興味を持って頂ける未発表曲です。どうぞ安全に過ごされますように、油断する事がありませんように、そして神があなたと共にありますように。

曲名は「MURDER MOST FOUL(もっとも卑劣な殺人)」

ケネディ暗殺事件をモチーフにした曲です。(日本語訳と解題はこちら

なぜ、今、この未発表曲を唐突に発表したのだろうか、当然に湧き上がる疑問です。 ステイホーム状態の私たちにちょっと気の利いた曲をプレゼントしてくれたのでしょうか。もちろんそんな単純なことではないでしょう。

こうだと言い切ってしまえば、それだけで嘘っぽくなってしまうから彼はその理由を語らないだろうし、アメリカ人ならではの感覚を深く理解することは自分にはできないけれど、ふと頭をよぎったのは、ダイアナ妃が事故死した時、盛んに歌われたエルトン・ジョンの「キャンドル・イン・ザ・ウインド」でした。あの曲はマリリン・モンローのことを歌った曲です。ダイアナ妃という女性をマリリン・モンロー(ノーマ・ジーン)の生き様に重ね合わせ、人々は涙を流したのでした。一方で、ケネディ暗殺を突きつけられた国民の恐怖と不安と悲しみ、それは未知のウィルスにおびえ危機を眼前にしている我々の心情と似ていると考えるのはうがち過ぎでしょうか。ひとことで言えば世界的な規模での「国難」。

コロナ危機の中でミュージシャンやアーティストが様々な活動を試みているけれど、ボブ・ディランのアクションはちょっと次元と格調が違います。

この静かな曲が、危機にある人々の冷静な連帯感を促しているように聞こえるのは私だけでしょうか? 全てが収束した時に、この曲をバックに、一連の混乱と悲劇を思い起こし、癒しを求めたい、そんなことを考えます。

それにしても、ケネディとマリリン・モンローとは、これは歴史の皮肉なのでしょうか。

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