本日は営業からUPします。
流行の色は日本流行色協会(jafca)という組織が会議で決めている、という話を初めて聞いたときは驚きました。大きな掌の上で踊らされているような気分と言ったら良いでしょうか。流行っているのではなく流行らせていた・・・そんな知らなくても良い世界経済の裏側をのぞいてしまったような不思議な気分にとらわれたものでした。
その日本流行色協会が2020年の色というものを発表しています。2020年のムードを象徴する「テーマカラー」という位置づけ(トレンド色ではない)なのですが、それによると2020年の色は「ヒューマンレッド」なのだそうです。こんな色です。
人間ならではの豊かな感情や行動力、身体の躍動感、スポーツの高揚感などが選定の理由として挙げられています。東京オリンピックにむけて高揚する雰囲気を象徴する色ということなのでしょう。
さて、色といえばPANTONEもまたパントン・カラー・オブ・ザ・イヤー2020を先日発表しています。それは「クラシックブルー」です。
ディレクターのレアトリス・アイズマンは次のように語ります。
私たちは信頼と信用を必要とする時代に生きています。 PANTONE19-4052 Classic Blue が表現するのは、この種の不変性と信頼感です。深い余韻に包まれた、PANTONE 19-4052 Classic Blue はしっかりとした基盤を提供します。広大で無限の夜空を思い起こさせる限りないブルーPANTONE 19-4052 Classic Blueは 、思考を広げるために、当たり前であることの先を見るよう私たちを促します。つまり、より深く考え、視野を広げ、心を開いて会話をしようとする意欲をかき立てます。(プレスリリースより)
なんだかレベルの低い自動翻訳のような文章でよくわかりませんが・・・こんな色です。
面白いもので好対照な色が選ばれています。
今年1年を漢字1文字で表すとか、色で表すとか、なかなか面白い発想ですよね。何より面白いのは字であれ色であれそれを選んだ理由づけのところです。
さあ、来年はどんな年にしましょうか。年末年始の休みに、「当たり前であることの先を見るように」思考してみたいと思います。