営業からアップします。
本ブログには、できるだけ住宅や建築にかかわる記事を書こうと決め努力しています。
今回は「宮殿」について書こうと思います。
私はプログレッシブロックをこよなく愛しているのですが、プログレファンにとって今年はちょっと特別な年です。
プログレッシブロックの代表格であるキング・クリムゾンがあの傑作『クリムゾンキングの宮殿』を発表してから今年がちょうど50周年になるのです。
それを記念してキング・クリムゾンのYouTubeチャンネルが今年の1月から、毎週1本のペースで、かれらの別テイク音源・未発表音源をアップしています。全部で50本がアップされる予定のこの企画はKC50と呼ばれています。これはファンにとってはたまらなくうれしい企画で、世界中の一部の人間たちが、同時に興奮しているのを想像すると愉快な気持ちです。
30回目の音源はグレッグ・レイクのアカペラ版「エピタフ」でした。録音時のボーカルチャンネルだけを独立させたものだとおもわれますが、どんなにイコライザーでいじってもこのような再生は不可能ですから、ものすごくレアな音源ということができます。(2分40秒あたりから)
グレッグ・レイクの思索的で物憂げな声は、キングクリムゾンの哲学的で詩的なイメージに相応しく、とても丁寧に歌っていることがよくわかります。グレッグ自身は翌年キング・クリムゾンを脱退しエマーソン・レイク・&パーマーを結成します。残念ながら3年前に亡くなりました。昨日(11月10日)が命日でした。
ちなみにキング・クリムゾンが割と日本人受けした理由の一つとしてそのメロディを挙げる人がいます。
これを言うとコアなファンには激怒されてしまうのですが(かつては私も激怒したことが・・)、鳴きのフレーズがときどきちょっと演歌っぽいところがあるのですね。
なので、天童よしみあたりが壮大に歌うと意外にもマッチするのではないかと今では思うのですが、いかがでしょう?